コスパ最強のおすすめ家庭用3Dプリンター3選!選び方や作れるものも紹介
- 3Dプリンター
- 2024.6.3
- 選び方
今や3Dプリンターは個人でも利用できるような時代になりました。
家庭にあれば、子どもと一緒に自由研究なんて使い方も可能です。
ただどれくらい費用がかかるかわからず、あきらめている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、家庭で所有するのにおすすめのコスパ最強3Dプリンターを3つ厳選しました。
掲載している商品はいずれも価格を上回る性能を備えており、お子さまや初心者の方でも簡単に使用していただけます。
ご自身のアイデアを形にするだけでなく、お子さまと一緒に家庭で使ってみたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
初心者にもおすすめの家庭用3Dプリンター3選
今回紹介する3つの3Dプリンターは、10万円以下のタイプ2種類と、より本格的なものを作成したい人向けの10万円〜50万円までのタイプ1種類です。
ご家庭で活用するために3Dプリンターの導入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
FLASHFORGE「Adventurer5M」
FLASHFORGEシリーズの「Adventurer5M」は、組み立てや複雑な調整が一切不要で、初心者でもすぐに利用できる3Dプリンターです。
ノズルの高さとプラットフォーム間の違いを自動的に検出し、補正する「自動レベリングシステム」が採用されているので、第一層を完璧な仕上がりで印刷できます。
また0.25mm、0.4mm、0.6mm、0.8mmといった多彩なノズル径が標準で装備されており、用途に合わせたノズル径を瞬時に選ぶことも可能です。
メーカー・製品名 | FLASHFORGE「Adventurer5M」 |
価格 | 55,000円(税込60,500円) |
商品詳細 | 公式ページ |
FLASHFORGE「Adventurer5M Pro」
FLASHFORGEシリーズの「Adventurer5M Pro」は、完全密閉型のデザインを採用しており、安全に使用できます。
親子でものづくりを楽しみたい人に適した3Dプリンターです。
箱から取り出して、クリックすれば10分以内でセットアップが完了するため、3Dプリンターを気軽に使用したい人にも適しています。
振動補正機能により、スムーズな表面を実現。
またターボファンとデュアルエアダクトの二重冷却システムで、効果的にモデルを冷却できます。
さらにHEPA13と活性炭フィルターが含まれたデュアルフィルターシステムによって、印刷中の空気の質を最適化可能です。
メーカー・製品名 | FLASHFORGE「Adventurer5M Pro」 |
価格 | 77,000円(税込84,700円) |
商品詳細 | 公式ページ |
FLASHFORGE「Creator3 Pro」
FLASHFORGEシリーズの「Creator3 Pro」は、家庭用と業務用の中間にあたる高品質な3Dプリンターです。
業務用としても十分使用できるだけに、豊富な機能を持っています。
左右独立して稼働するデュアルヘッドによって、シングルヘッドのタイプよりも多様な印刷が可能です。
豊富なノズル径や材質に対応しており、ステンレスノズルや超硬ノズルを採用すれば、PA-CFなどのカーボン配合フィラメントの出力ができます。
プロ顔負けの作品にチャレンジしたい人にピッタリな3Dプリンターです。
メーカー・製品名 | FLASHFORGE「Creator3 Pro」 |
価格 | 300,000円(税込330,000円) |
商品詳細 | 公式ページ |
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家庭用3Dプリンターを選ぶ際の6つのポイント
家庭内で3Dプリンターを使用するためには、用途や予算に合った機種を選ぶのが重要であることはもちろん、ほかの家族の生活を邪魔しない機種を選ぶ必要があります。
これから家庭用3Dプリンターを購入しようとする方にとって、どれを選べばいいか迷ってしまうでしょう。
そこで家庭用3Dプリンターを選ぶ際のポイントを6つ紹介します。
動作時の音が静かである
3Dプリンターの印刷にはどうしても時間がかかってしまいます。
細かいものや大きなものを作る際には、特に時間を要し休日や、平日の夜間も動かして使用する方もいるでしょう。
印刷時に大きな音がする機種だと、同じ部屋にいてうるさくて眠れないだけでなく、隣の部屋にまで迷惑をかけてしまいかねません。
今回紹介した機種の動作音は、50dBから最大で約63dBとなっています。
一般に60dbを超えるとうるさいと感じられるため、利用環境を想定した機種選びが大事です。
準備を含めた使い勝手が良い
初心者にとって、印刷を始める前に組み立てや高さ調節などの準備に時間がかかるタイプは避けた方がいいでしょう。
組み立てるパーツが増えれば増えるほど、微妙なズレなどから高さ調節に時間を要します。
高さ調節も機種によっては、自動で行ってくれるものもあります。
また、操作方法や説明書がわかりにくいと印刷を習得するまでに時間を要してしまい、途中で投げだしたくなる方もいるかもしれません。
最近では動画で操作方法を紹介している場合もあるので、事前に使い勝手を確認しておくといいでしょう。
外出時・睡眠時でも安心して稼働できる
外出時に印刷したいという方であれば、外出先から動作を確認できる機種や、材料切れを起こしにくい機種を選ぶといいでしょう。
また睡眠時に使用する場合には、印刷時の静かさだけでなく、においにも注意が必要です。
脱臭フィルターが付属している機種を選べば安心です。
きれいに仕上がる
3Dプリンターできれいに印刷する場合、ノズル径がどれくらいなのかが重要です。
ノズル径が小さければ、それだけ細かい粒子で印刷ができるため、粗さの少ないものを作成できます。
購入を検討している機種が、どのようなノズル径に対応しているか事前に確認しておきましょう。
出力時のスピードに問題がない
初心者の場合、最初は印刷と検証を繰り返して、数をこなして使い方を身につけるかと思います。
その際に、出力時のスピードに時間を要していては、完成まで退屈してしまうかもしれません。
造形速度は3Dプリンターの仕様に書かれているため、そちらを確認しておきましょう。
作業を中断・再開しやすい
停電や材料切れが発生すると、印刷が中断してしまいます。
また思っていたものと違う物ができあがってきたら、自分の意志で一時停止をすることもあるでしょう。
そして中断した状態から、問題を解消した後に印刷を再開させます。
ただ続きから再開させることが困難ではじめから作り直さなければならない機種もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
家庭用3Dプリンターで作れるものは?
低価格で気軽に使用できる家庭用3Dプリンターでも、幅広い物を制作できます。
ここではその具体例を3つ紹介します。
こだわりのインテリア雑貨が作れる
家庭用3Dプリンターを使用すれば、こだわりのインテリア雑貨を作れます。
例えば、部屋のデザインに合った照明を置きたいときに、店舗やネットで探したもののいい物がみつからなかった場合は、自分でデザインした照明カバーを作ることができます。
ほかにも自身のこだわりにあった雑貨がつくれるため、より自分好みの部屋に仕上げられるでしょう。
誰も持っていないスマホケースが作れる
スマートフォンを、カバーやケースに入れずに使用している人は少ないでしょう。
お気に入りのスマホカバーを使いたくて、いくら探しても見つからなかったときは、3Dプリンターがあればご自身でオリジナルデザインのスマホカバーを製作できます。
誰も持っていないお気に入りのスマホケースを作りたいときは、3Dプリンターが役立ちます。
オリジナルのフィギュアが作れる
3Dプリンターの使用に慣れてくれば、より細かく複雑な設計を行い、リアルなロボットなどのオリジナルフィギュアを作ることも可能です。
3DCADソフトを使いこなし、3Dデータを用意すれば、今にも動き出しそうな可動範囲の広いオリジナル作品も夢ではありません。
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家庭用3Dプリンターを使う際に用意するもの
ここでは、家庭用3Dプリンターを使う際に用意するものを紹介します。
- パソコン
- 3Dデータ作成ソフト
- スライスソフト
- STL修正ツール
- 材料
多くの3Dプリンターはパソコンに接続して使用します。
なかにはパソコンと接続しなくていい機種もありますが、3Dデータ作成ソフト、スライスソフト、STL修正ツールを使用するにはパソコンが必要です。
3Dデータ作成ソフトを使用して、印刷するための設計図を作成します。
作成したSTLデータを、3Dプリンターで印刷できるようにデータを変更するのがスライスソフトです。
3Dデータにエラーが見られた場合、STL修正ツールを用いて修正を行います。
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家庭用3Dプリンターの使い方
準備が整ったら、実際に3Dプリンターで印刷を行ってみましょう。
ここでは3Dプリンターの使い方を解説します。
3Dデータを作成する
3Dプリンターで印刷するには、3Dデータが必要となります。
作成済みの3Dデータがインターネット上に公開されているので、最初はこちらを利用するといいでしょう。
慣れてきたら、3DCADや3DCGソフトを使って一から3Dデータを作成したり、2DCADや図面を3Dに変換したりしてオリジナルデータを用意しましょう。
3Dスキャナーで作りたい立体物を読み取って、3Dデータにするという方法もあります。
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3Dプリンター用のデータに変換する
作成した3Dデータを3Dプリンターで扱うために、STL形式のデータに出力します。
変換ができたら、エラーチェックを行い、STL修正ツールを使って3Dプリンターで印刷できるように修正します。
また、スライスソフトを用いて、素材をとかす温度などを設定したうえで、造形ツールパスデータに変換します。
セッティングする
印刷用のデータができれば、3Dプリンターのセッティングを行います。
まずは使用する材料を3Dプリンターにセットします。
次に行うのが、素材を吐出するノズルと造形スペースのプラットフォームの距離調節です。
距離調節が適切に行われていないと、造形がうまくいきません。
さらにこのプラットフォームが傾いていた場合、正しく印刷されないため、水平に調整しておくことも重要です。
造形する
印刷用のデータを3Dプリンターに読み込み、ノズルやプラットフォームの調整が正しくできていれば、造形を開始します。
造形中にしなければならないことはありません。
その様子を直接見ていてもいいですし、遠隔カメラがついているタイプであれば、パソコンなどから状況をチェックすることも可能です。
サポート材を除去して仕上げる
造形が完了したら、サポート材を除去して仕上げていきます。
サポート材とは、空間のある形状の造形物を作るときに、形状を保持するための支えです。
手や工具を使って物理的に除去する方法と、専用の溶解液を使って除去する方法があります。
3Dプリンターのデメリットや注意点は?メリットや導入事例も紹介
まとめ
家庭用3Dプリンターは個人の趣味や生活を豊かにするグッズ制作、子どもの自由研究など、さまざまな場面で利用できます。
本記事を読んでいただければ、初心者であっても3Dプリンターを使えると理解していただけたでしょう。
本記事で紹介した家庭用3Dプリンターの情報や、使い方を参考に、あなたにあった3Dプリンターを見つけてみてください。
そしてあなたのイメージを立体化する楽しみを味わってみましょう。
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