値段別3Dプリンターのおすすめ13選!価格相場や失敗しない選び方は?
- 3Dプリンター
- 2024.2.6
- FLASHFORGE Markforged 選び方
3Dプリンターは家庭用・業務用と用途に応じてさまざまな機種が販売されており、値段もさまざまです。3Dプリンターを購入する際は、どのぐらいの価格帯の機種を購入しようか悩む方は多いでしょう。3Dプリンターの値段相場や実際の本体価格なども気になるところです。この記事では、3Dプリンターの値段相場や値段別のおすすめ機種、選び方などを紹介します。3Dプリンターの導入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
3Dプリンターの値段相場
家庭用の3Dプリンターの値段相場は、数万円〜20万円程度です。
ただし、家庭用の3Dプリンターでも高品質で、対応できる材料の種類が多い機種は、値段が30万円以上するものもあります。
また、業務用の3Dプリンターは、数十万円から1,000万円を超えるものまで価格帯や性能はさまざまです。
業務用の中でも500万円以上の値段が高い機種は、金属やセラミックなど多様な材料を使用でき、生産業界や航空宇宙業界など幅広い業界で使用されています。
値段別3Dプリンターおすすめ13選
ここからは、FLASHFORGE製やMarkforged製の家庭用・業務用3Dプリンター13機種を値段別に紹介します。今回紹介するものは、どれもFFF方式(熱溶解積層法)です。価格帯や性能などを比較検討し、用途に適した3Dプリンターを選びましょう。
10万円以下の価格帯の家庭用3Dプリンター
まずは、10万円以下で購入できる家庭用3Dプリンターを紹介します。
FLASHFORGE「Adventurer5M」
Adventurer5Mは、箱から取り出せばワンクリックでスタートでき、お子さまや初心者の方でも問題なく使用できる機種です。
最高速度600mm/sを実現し、一般的なFFF式の家庭用3Dプリンターよりも、印刷時間を短縮できます。
モデル名 | Adventurer5M |
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本体価格 | 60,500円 |
FLASHFORGE「Adventurer5M Pro」
Adventurer5M ProもAdventurer5Mと同様に、初心者にもおすすめの機種です。
Adventurer5Mとの主な違いは、5M Proはデュアルエアフィルター搭載で、完全密閉な作りになっている点です。
印刷中の空気環境を最適化するため、家庭や学校、企業でも安全に利用できます。
モデル名 | Adventurer5M Pro |
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本体価格 | 84,700円 |
FLASHFORGE「Finder3」
Finder3は、全機種よりも最大造形サイズが2.7倍に大きくなり、コスパに優れた機種です。
2種類のプラットフォームが付属しており、好みや用途に応じて違いを楽しめます。
モデル名 | Finder3 |
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本体価格 | 68,200円 |
10〜50万円の価格帯の家庭用3Dプリンター
次は、10〜50万円の値段で購入できる家庭用3Dプリンターを紹介します。
FLASHFORGE「Creator3 Pro」
Creator3 Proは、家庭用と業務用の中間にあたる高品質な3Dプリンターです。
独立式のデュアルヘッドを搭載しており、シングルヘッドの3Dプリンターに比べて、幅広い造形に対応しています。
モデル名 | Creator3 Pro |
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本体価格 | 330,000円 |
FLASHFORGE「Guider3」
Guider3は、本体フレームや筐体に軽量素材を使用したことで、軽量・小型でありながらも大容量の造形スペースのある機種です。
印刷速度は250mm/sと生産効率がよく、小ロットの生産に向いています。
モデル名 | Guider3 |
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本体価格 | 495,000円 |
FLASHFORGE「Guider2s」
Guider2sはFFF方式の工業用3Dプリンターです。
ノズルが300℃まで対応しており、PAやPCなどの高温が求められるエンプラ素材の造形にも対応しています。
モデル名 | Guider2s |
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本体価格 | 要問い合わせ |
100万円以下の価格帯の業務用3Dプリンター
次は、100万円以下で購入できる業務用の3Dプリンターを紹介します。
FLASHFORGE「Guider3 Ultra」
Guider3 Ultraは、超高速・高効率生産のために安定した高速動作を実現した機種です。
複雑なモデルも、迅速に一体造形できます。
モデル名 | Guider3 Ultra |
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本体価格 | 100万円以下 |
100万円以上の価格帯の業務用3Dプリンター
次は、値段が100万円以上の業務用3Dプリンターを紹介します。
FLASHFORGE「Creator4S」
Creator4Sは最終製品の製造にも対応しており、FLASHFORGE製FFF方式の3Dプリンターの最上位モデルです。
カーボンファイバーや一部のスーパーエンプラなど、幅広い材料に対応しています。
モデル名 | Creator4S |
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本体価格 | 100万円台 |
Markforged「Mark Two」
Mark Twoはカーボンファイバーに対応したデスクトップ型の3Dプリンターです。
Markforged独自の技術を駆使して、強度・剛性・耐久性に優れたモデルを造形できます。
モデル名 | Mark Two |
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本体価格 | 要問い合わせ |
Markforged「Onyx Pro」
Onyx Proは、グラスファイバーを使用した造成にも対応しており、デスクトップ型の3Dプリンターです。
連続グラスファイバーを材料にした造形物は、非常に耐久性・強度に優れています。
モデル名 | Onyx Pro |
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本体価格 | 要問い合わせ |
1,000万円以上の価格帯の業務用3Dプリンター
次は、1,000万円以上と高価格帯の業務用3Dプリンターを紹介します。
Markforged「X7」
X7は、Markforgedインダストリアルシリーズの最上位モデルです。
精密なハードウェアや最高クラスのソフトウェアなどを組み合わせて、高精度のパーツを造形できます。
モデル名 | X7 |
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本体価格 | 要問い合わせ |
Markforged「FX10」
FX10は、大型パーツも製造できる次世代産業用の複合材3Dプリンターです。
プリントヘッドには2つの光学センサーが取り付けられており、新しいモジュラー構造を特徴としています。
モデル名 | FX10 |
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本体価格 | 要問い合わせ |
Markforged「FX20」
FX20は、84Lとヒートチャンバーと精密研磨バキュームを兼ね揃えた大型の3Dプリンターです。
樹脂やカーボンファイバー、ULTEMなどの特殊な素材にも対応し、自動車や航空宇宙など様々な業界で活用できます。
モデル名 | FX20 |
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本体価格 | 要問い合わせ |
3Dプリンターを選ぶポイント
3Dプリンターは数万円で購入できる家庭用3Dプリンターから、数百万円・数千万円規模の業務用3Dプリンターまで幅広く販売されています。購入した3Dプリンターをうまく活用するためには、選び方を知っておくことが大切です。3Dプリンターの導入をご検討中の方は、参考にしてください。
3Dプリンターの用途を決める
3Dプリンターは用途によって、最適な造形方式や性能などが異なります。そのため、まずは3Dプリンターの使い道を決めましょう。
- 個人で購入してアイテムを制作する形状を確認する程度の簡易的な試作品
- 製造業者が試作品を制作する
- 教育機関が生物や物体の構造を理解するためのツールを作る
- 建築業者が建築模型を作る など
用途を決めたあとは、用途に合った造形方式の3Dプリンターを選ぶことが大切です。造形方式にはFFF方式やSLA方式、SLS方式などの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
設置場所を考える
3Dプリンターは機種によっては、換気や湿度・温度調整などの設備が必要な場合があります。また、樹脂は熱や光の影響を受けやすいため、直射日光が当たらない場所を選ばなければいけません。その他、デスクトップ型や独立型など設置場所の状況に応じて、適した3Dプリンターが異なります。設置場所がお決まりの方は、3Dプリンターを導入する際に販売店の担当者に伝え、最適なものを提案してもらいましょう。
材料など本体以外の値段も考慮する
3Dプリンターを導入する際は、本体の値段に目が行きがちですが、かかる費用は本体価格だけではありません。3Dプリンターの導入後は、材料代や消耗品代などのランニングコストもかかります。材料代や消耗品代などは、フィラメントの種類や3Dプリンターの種類によってさまざまです。家庭用3Dプリンターで使用できるフィラメントは比較的安価ですが、業務用3Dプリンターで使用するフィラメントは高額です。そのため、導入後にかかる費用も考慮して3Dプリンターを選ぶ必要があります。
業務用3Dプリンターの選び方や材料に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
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3Dプリンターの値段に関してよくある質問
3Dプリンターの値段に関してよくある質問をまとめました。
3Dプリンターで作れるものにはどんなものがありますか?
フィギュアやスマホケース、鉄道模型、電化製品のパーツ、医療現場で使われる製品などさまざまなものを造形できます。
3Dプリンターは購入とレンタルどっちがいいですか?
3Dプリンターをレンタルすると、初期費用を抑えられて、気軽に3Dプリンターを導入できる点がメリットです。一方で、機器の空き状況に左右されたり、長期間使用する場合は購入するよりもコストがかかったりするデメリットもあります。そのため、メリット・デメリットを検討して、購入かレンタルかを決めましょう。
まとめ
3Dプリンターは家庭用や業務用、最大造形サイズ、使用できる材料の種類、造形速度などによって値段はさまざまです。家庭用3Dプリンターは、数万円から販売されています。一方で、高精度の業務用3Dプリンターを購入したい場合は、多くは100万円〜1,000万円以上もかかります。メーカーや造形方式などによってさまざまな製品が販売されているので、購入する際は値段や性能を比較検討して、選びましょう。弊社では家庭用3Dプリンターや業務用3Dプリンターを取り扱っております。お客様のご希望に応じて、最適な機種をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。