個人におすすめの3Dスキャナー3選!選び方や個人で楽しめる活用事例を紹介
- 3Dスキャナー
- 2024.5.13
- 3DMakerpro 選び方
3Dプリンターの普及に伴い、個人でも手軽に3Dスキャンを楽しみたい方が増えています。
しかし、高価なイメージから、なかなか手が出せないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、個人でも手軽に導入できる低価格な3Dスキャナーを3つ厳選しました。
紹介する製品は価格以上の性能を備えており、初心者でも簡単に3Dスキャンを体験できます。
自分のアイデアを形にしたい方や新しい趣味を探している方は、ぜひこの記事を参考にして3Dスキャンをお楽しみください。
目次
個人におすすめの低価格な3Dスキャナー3選
今回紹介する3つの機種は、どれも10万円前後で購入できる家庭用3Dスキャナーです。
操作が簡単で、高精度なスキャンができるため、初心者にもおすすめです。
個人で楽しむために3Dスキャナーの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
3DMakerpro「Seal(シール)」
3DMakerproシリーズの「Seal(シール)」は、軽量でコンパクトサイズの3Dスキャナーです。
0.01mmのスキャン精度と0.05mmの解像度を実現し、24ビットのカラーカメラを搭載したことで細部まで鮮明に再現できます。
さらに光学式の手ぶれ補正レンズにより、スムーズで連続的なスキャンを実現できるため、初心者にもおすすめです。
オプションのスマートグリップを使用すれば、外出先でのスキャンも可能です。
メーカー・製品名 | 3DMakerpro「Seal(シール)」 |
精度 | 0.01mm |
解像度 | 0.05mm |
スキャン可能対象物サイズ | 10〜300mm |
価格 | 89,000円(税込97,900円) |
商品詳細 | 公式ページ |
3DMakerpro「Mole(モール)」
3DMakerproシリーズの「Mole(モール)」は、誰でも簡単に3Dスキャンを楽しめるように開発された家庭用3Dスキャナーです。
一般的な3Dスキャナーよりもコンパクトなサイズのため、好きな場所に持ち運んでコードレスでスキャンできます。
またNIR光源を採用したことで、0.05mmの精度と0.1mmの解像度を実現し、対象物の形状を高速で正確にとらえます。
目に入っても安全な光源を使用しているので、お子様の成長を記録する用途にもぴったりです。
メーカー・製品名 | 3DMakerpro「Mole(モール)」 |
精度 | 0.05mm |
解像度 | 0.1mm |
最小対象サイズ | 15mm×15mm×15mm |
価格 | 90,000円(税込99,000円) |
商品詳細 | 公式ページ |
3DMakerpro「Lynx(リンクス)」
3DMakerproシリーズの「Lynx(リンクス)」は、最大5mまでの大きな対象物も簡単にスキャンできるのが特徴です。
0.10mmの精度と0.30mmの解像度により、正確で高精度なモデルを作成できます。
具体的には人体や家具、自動車部品、彫刻など中型〜大型サイズのさまざまなものをスキャンする際に便利です。
また、モバイルバッテリー機能を使用すれば、スキャナーをスマートフォンに接続して屋外でも作業できるようになります。
メーカー・製品名 | 3DMakerpro「Lynx(リンクス)」 |
精度 | 0.10mm |
解像度 | 0.30mm |
スキャン可能対象物サイズ | 100〜2000mm(最大5000mm) |
価格 | 95,000円(税込104,500円) |
商品詳細 | 公式ページ |
こちらの記事では、おすすめの3Dスキャナーを紹介しています。
3Dスキャナーの購入を検討している方は、下記ページもあわせてご覧ください。
【価格別】3Dスキャナーのおすすめ8選!安い価格で導入できるのはどれ?
ハンディ型3Dスキャナーおすすめ11選!選び方や活用事例を紹介
個人で楽しむための3Dスキャナーの選び方
3Dスキャナーを個人で楽しむためには、用途や予算などに合った機種を選ぶことが重要です。
初心者の方にとっては選択肢が多く、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
そこで、3Dスキャナー選びのポイントをいくつかご紹介します。
目的に合った性能・価格の機種を選ぶ
3Dスキャナーを選ぶ際、まず考えるべきは使用目的です。下記のような目的に合わせて、必要な性能を決めましょう。
- 趣味でフィギュアをスキャンしたい
- 家族の思い出を3Dデータとして残したい
- アイデアを形にしたい など
目的によっては、高価な機種が必ずしも最適とは限りません。
自分の目的に合った性能と価格のバランスが取れた機種を選ぶことが賢明です。
スキャナーのタイプで選ぶ
3Dスキャナーには、大きく分けて「ハンディタイプ」と「据え置きタイプ」の2種類があります。
ハンディタイプは手で持って自由に動かせるため、大きな物体やさまざまな角度からのスキャンに適しています。
一方で据え置きタイプは、スキャンする物体を回転台に乗せて撮影するため、安定した高精度なスキャンが可能です。
用途に合わせて、適したタイプを選びましょう。
用途に合った精度・解像度の機種を選ぶ
3Dスキャナーの精度と解像度は、スキャンデータの質に直結します。高精度・高解像度であるほど、より細かい部分まで再現できます。
ただし高精度・高解像度の機種は、一般的に高価な傾向があります。
フィギュアや小物のスキャンには高精度・高解像度が求められます。
しかし、人体スキャンなどの用途であれば、ある程度の精度で十分な場合もあります。
用途に合わせて、必要十分な精度・解像度の機種を選ぶことが大切です。
初心者向けで操作が簡単なものを選ぶ
3Dスキャナー初心者の方は、操作が簡単で使いやすい機種を選ぶことをおすすめします。
スキャンの設定やスキャンデータの編集が難しい機種では、せっかく購入しても楽しめなくなってしまいます。
初心者向けの機種は、シンプルな操作画面や自動設定機能などを備えているため、簡単に3Dスキャンを始められます。
また、日本語対応のソフトウェアや、分かりやすいマニュアルが付属している製品を選ぶのも良いでしょう。
個人向けの3Dスキャナーレンタルサービスはある?
3Dスキャナーをお試しで使ってみたい場合は、レンタルサービスを利用するのも1つの方法です。
企業だけでなく、個人でもレンタルサービスを利用できます。
試しに使ってみたいときに高価な3Dスキャナーを購入すると、費用対効果が見合わないケースもあるでしょう。
そこでレンタルサービスを利用すれば、必要最低限の予算で3Dスキャナーを試せます。
ただし長期間レンタルしたい場合は、かえってコストがかかる可能性もあります。
レンタル費用と購入費用を比較検討したうえで、最適な方を選びましょう。
3Dスキャナーの基本的な使い方
3Dプリンターがあればオリジナルのフィギュアを作ったり、自分の好きなものを3Dデータ化したりして、個人でも手軽に楽しめます。
ここでは個人で3Dスキャナーを楽しみたい方に向けて、使い方の基本をわかりやすく解説します。
3Dスキャナーを用意する
まずは、下記のような3Dスキャナーを使用するために必要なものを用意しましょう。
- 3Dスキャナー本体
- スキャンする対象物
- 電源アダプター
- 接続ケーブル
- ライセンスキー(USBドングル)
- マーカーシール
- 校正用パネル
- パソコン
- ソフトウェア
3Dスキャナーに付属されているライセンスキーを失くすと装置を使用できないため、大切に保管しておくことが大切です。
また、スキャンして作成した3Dデータを出力する場合は、3Dプリンターも用意する必要があります。
スキャンを実行する
準備ができたら3Dスキャナーの取扱説明書の内容に沿って、対象物をスキャンしていきます。
対象物をスキャンする際は、ひっくり返したり回転させたりしても問題ありません。
さまざまな角度から対象物をスキャンして、できるだけ対象物全体をカバーするように意識しましょう。
スキャンデータを処理する
スキャンが完了した後は、取得したデータをソフトウェアに取り込みます。
その後、必要に応じて下記の処理を行いましょう。
- 複数のデータを統合して位置合わせをする
- データのノイズを除去する
- 欠損部分を修復させる
- マッピング処理をする など
そして、データが満足のいく精度に仕上がっているかを確認します。問題なければ3Dデータの完成です。
目的に応じたファイル形式で保存する
完成した3Dモデルは、目的に応じたファイル形式で保存します。
3Dプリントする場合は、STLファイルやOBJファイルに書き出しましょう。
その他3DCGソフトウェアを利用する場合はFBXやOBJファイル、ウェブ上で公開したい時はGLTFやThree.jsなど、用途によってファイル形式はさまざまです。
個人で楽しむ3Dスキャナーの活用事例
次は個人でも楽しめる3Dスキャナーの活用事例を紹介します。
3Dスキャナーがあれば、これまで以上に趣味やものづくりを楽しめるでしょう。
どのような楽しみ方ができるのか、ぜひ参考にしてください。
オリジナルのフィギュアを製作する
3Dスキャナーがあれば、好きなキャラクターやオリジナルのキャラクターのフィギュアを自分で作って楽しめます。
アニメキャラクターのフィギュアを作って販売したり、配布したりすると著作権侵害にあたり、罪に問われる可能性がありますが、個人で楽しむだけであれば罪には問われません。
市販のフィギュアにはない、世界に一つだけのフィギュアを作ってみるのも楽しいですよ。
コスプレの小道具を製作する
コスプレを趣味にしている方は、キャラクターの小道具を忠実に再現したいと思うこともあるでしょう。
そんなときはアイテムを3Dスキャナーを使ってデータ化して、3Dプリンターで出力すればオリジナルの小道具が完成します。
3Dスキャナーがあれば、これまで以上にコスプレを楽しめるでしょう。
プラモデルに必要なパーツを製作する
プラモデルを組み立てていると「同じ形のパーツがもう一つ欲しい」「カスタムしたい」と思うこともあるかもしれません。
そんなときは3Dスキャナーを使って市販のパーツをデータ化して、3DCADでアレンジを加え、世界に一つしかないカスタムパーツを作ることも可能です。
3Dプリンターがあれば既製品にはない装備をつけて、理想の形を実現できます。
子どもの成長を記録する
3Dスキャナーはお子様の成長をスキャンしてデータ化し、思い出として残す際にも便利なアイテムです。
データを元に3Dプリントしてフィギュアにすれば、写真よりもそのときの姿や表情が立体として残せます。
定期的に撮れば、成長の過程もわかりやすく、家族にとってかけがえのない思い出になるでしょう。
3DMakerproシリーズの「Mole(モール)」は、人をスキャンすることにも適した3Dスキャナーです。
気になる方は、ぜひ商品詳細ページをご覧ください。
まとめ
3Dスキャナーは、個人の創造力を大きく広げてくれる魅力的なツールです。
低価格で高性能な機種が登場したことで、より身近な存在になりました。
自分だけのフィギュアやコスプレグッズを作ったり、子どもの成長を立体的に記録したり、アイデア次第で楽しみ方は無限大です。
本記事で紹介した選び方のポイントや活用事例を参考に、ぜひあなたに合った3Dスキャナーを見つけてみてください。
そして自由な発想で、思いのままにモノづくりを楽しんでみましょう。
弊社では3Dスキャナーや3Dプリンターを多数取り揃えておりますので、ぜひオンラインショップもご覧くださいませ。