業務用3Dプリンターのメーカーとおすすめ機種を紹介!失敗しない選び方は?
- 3Dプリンター
- 2025.1.26
- 業務用3Dプリンター 選び方

3Dプリンターをビジネスの場で活用し、日々の業務効率の向上を測る企業が増えています。
ものづくりを行う現場では、低価格な家庭用3Dプリンターよりも、より精度が高い業務用3Dプリンターがおすすめです。
また、この記事では業務用3Dプリンターの選び方やおすすめ機種などを紹介します。業務用3Dプリンターの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
業務用3Dプリンターとは

3Dプリンターは、金属や樹脂を材料として立体的な造形物を作り出す機械です。これまでは切削や射出成型でしか作れなかった立体型のものが、3Dプリンターの出現により、その場で出力できるようになりました。
業務用3Dプリンターは、主に医療機器や航空宇宙部品、自動車部品などの製造現場で使用されています。
企業が業務用3Dプリンターを導入する理由は、試作品や模型を作成するための外注費削減・納期短縮につながるため。
最近は、製造を効率化するための工具である冶具や最終部品の製造でも導入されています。
業務用3Dプリンターの5つの種類
こちらでは、業務用3Dプリンターの以下の5つの種類を簡単に解説します。まずは、下表にて各種類のメリットをご覧ください。
メリット | |
---|---|
FDM | ・低コスト ・小型・コンパクト ・素材・カラーの自由度が高い |
光造形 | ・仕上がり精度が高い ・滑らかな仕上がり ・優れた解像度 |
インクジェット | ・微細な造形が可能 ・カラフルな造形が可能 ・細かい部品を作れる |
金属 | ・強度が高い部品を作れる ・耐熱性に優れる ・複雑な部品の造形が可能 |
SAF | ・高精度な造形が可能 ・細部造形も得意 ・サポート材が不要 |
では、順番に解説します。
FDM
FDM方式は「Fused Deposition Modeling」の略で、熱溶解積層方式と呼ばれます。FDMは、ABS樹脂やPLA樹脂などを高温で溶解させ、ノズルから押し出しながら重ねていくことで立体を造形する方式です。
業務用から家庭用まで幅広く利用され、大型モデルの造形や小さいパーツの量産、特殊な物性の成形を得意としています。
一方、FDMは高精度な部品の造形には限界があるため、細かい・複雑な形状の再現が難しいことがあります。
メリット | デメリット | 使われる場面 |
---|---|---|
・強度が高い部品を作れる ・耐熱性に優れる ・複雑な部品の造形が可能 | ・造形の知識が必要 ・本体価格が高い ・ランニングコストが高い | ・プロトタイプの作成 ・小物・部品の製作 ・教育業界 |
光造形
光造形方式は、液体状の樹脂に紫外線レーザーや光を当て、その部分を固めて形を作る3Dプリント方式です。
光造形方式は、高い精度と美しい仕上がりが特徴で、他の3Dプリンティング方式に比べて積層痕が目立ちません。
精密な作業やデザイン性が重視される製品の量産を検討している方は、光造形方式の業務用3Dプリンターがおすすめです。
メリット | デメリット | 使われる場面 |
---|---|---|
・仕上がり精度が高い ・滑らかな仕上がり ・優れた解像度 | ・コストが高い ・紫外線に弱い ・後処理が必要 | ・医療業界 ・ジュエリー業界 ・高精度製品の試作 |
インクジェット
インクジェット方式は、特殊な液体の材料を微小なノズルから噴射し、必要な形状を一層ずつ積み重ねていく3Dプリント方式。
インクのような微細な状態から物体を造形するため、高精度・フルカラー造形が可能な点がメリットです。
一方、インクジェットは、ノズルヘッドの目詰まりが発生する可能性が高いため、定期的に機械のメンテナンスが必要になる点がデメリットです。
メリット | デメリット | 使われる場面 |
---|---|---|
・微細な造形が可能 ・カラフルな造形が可能 ・細かい部品を作れる | ・メンテナンスが必要 ・耐久性は低め ・材料のコストが高い | ・建築業界 ・医療業界 ・フルカラーモデル |
金属
金属3Dプリンターは、金属の粉末をレーザーや電子ビームで溶かして積層し、立体物を作る3Dプリント方式。
金属特有の強度・耐久性がそのまま発揮されるため、非常に強度が高く、複雑な金属製部品を作ることができます。
一方、デメリットとしては、造形体のデータを用意するためにCADソフトに関する技術が必要なため、造形に関する知識が必要な点があげられます。
メリット | デメリット | 使われる場面 |
---|---|---|
・微細な造形が可能 ・カラフルな造形が可能 ・細かい部品を作れる | ・メンテナンスが必要 ・耐久性は低め ・材料のコストが高い | ・航空宇宙業界 ・医療業界 ・自動車業界 |
SAF
SAF方式(粉末床溶融結合方式)は、粉末状の素材を熱と特殊な液体で融合させることで、層を積み重ねて形を作る3Dプリント方式。粉末状の材料を使うため、強度の高い製品の安定的な造形が可能です。
SAFのデメリットとしては、粉末を使用するため焼結後は表面がザラザラしており、後処理が必要になるケースが多い点があげられます。
メリット | デメリット | 使われる場面 |
---|---|---|
・高精度な造形が可能 ・細部造形も得意 ・サポート材が不要 | ・後処理が必要 ・造形速度が遅い ・ランニングコストが高め | ・自動車業界 ・航空宇宙業界 ・医療業界 |
こちらでは、業務用3Dプリンターの5つの種類を簡単に解説しました。次項では、業務用3Dプリンターの価格の目安を紹介します。
業務用3Dプリンターの価格目安
業務用3Dプリンターの価格の目安は、下表の通りです。
価格帯 | できること |
---|---|
数十万円〜 数百万円 | 製品のプロトタイプ作成や教育用途に適している |
数百万円〜 数千万円 | 工業製品の製造や医療分野など、高い精度と耐久性を発揮できる |
業務用の3Dプリンターには、高い精度・安定性が求められます。使用できる材料も高機能であるため、家庭用3Dプリンターのように数万円~数十万円程度では導入できないことが多いです。
家庭用・業務用の中間グレードのモデルで100万円程度のものもありますが、業務用3Dプリンターでは250万円~がエントリーモデルとして一般的です。
ハイエンドモデルになると、1,000万円~の価格になり、高機能(大サイズの造形・カラー造形が可能、など)になります。
業務用と家庭用の違い
3Dプリンターには業務用と家庭用があります。複数ある違いの中から、こちらでは以下の違いを解説します。
購入先・価格
業務用 3Dプリンター | 家庭用 3Dプリンター | |
---|---|---|
購入先 | 法人用専門サイト | ネット通販など |
価格 | 数百万円〜 | 数万円〜 |
価格に関しては前章の通り、業務用3Dプリンターの方が高い傾向にあります。業務用3Dプリンターの方が高い精度・安定性を求められることが多く、使用できる材料も高機能であるためです。
また、購入先に関して、家庭用3Dプリンターはネット通販などで購入できますが、業務用3Dプリンターは法人用の専門サイトから購入します。
業務用3Dプリンターは、導入前の相談・導入後のサポート・トラブル時の対応など、専門的なサポート体制が求められます。
価格も高価なため、業務用3Dプリンターは法人の専門サイトから導入しましょう。まずは、無料の導入相談から始めてみましょう。
APPLE TREEは、3Dプリンター「FLASHFORGE」の日本国内販売総代理店です。これまでの導入実績は2万台以上で、安心したサポートから修理まで日本国内ですべて行っております。
東京と大阪にそれぞれショールームもあり、導入前に実機を見ていただくことも可能です。
機能性と造形物の品質
業務用 3Dプリンター | 家庭用 3Dプリンター | |
---|---|---|
機能性 | 高精度 | 精度は低め |
造形物の品質 | 高い | 低め |
3Dプリンターの価格にも表れているように、機能性・造形物の品質ともに業務用3Dプリンターの方が高くなります。
業務用3Dプリンターは、ミクロン単位で造形可能なほど精緻な造形物を作れ、複雑な形状や滑らかな表面を再現できます。
一方、家庭用3Dプリンターは、業務用と比べると精度はやや低く、積層ラインが目立つ場合などもあります。
外装
業務用 3Dプリンター | 家庭用 3Dプリンター | |
---|---|---|
外装 | 囲われている | 囲われていない |
業務用と家庭用の違いに、外装で囲われているか否かがあります。1つ前の「造形物の品質」にも関わりますが、業務用3Dプリンターは外装で囲われているため、機械内部の温度を一定に保つことができます。
使用する材料によっては温度変化が精度に大きく影響するため、外装で囲むことで内部環境を管理し、品質の高い造形物を製作できます。
一方、家庭用3Dプリンターは外装で囲われていないため、使用できる材料が限定されます。
使用できる樹脂の幅広さ
業務用 3Dプリンター | 家庭用 3Dプリンター | |
---|---|---|
使用できる樹脂の幅広さ | 広い | 限定される |
1つ前で解説したように、家庭用3Dプリンターは外装で囲われていないため、使用できる材料(樹脂)が限定されます。例えば、冷却により収縮する力が強い樹脂は、家庭用3Dプリンターでは利用できません。
業務用・家庭用で使用できる樹脂の一例
- PLA
- TPU
- PETG
- PC
- PP
- PA
- ABS
- 木
- PLA
- TPU
- PETG
適応できる造形物の大きさ
業務用 3Dプリンター | 家庭用 3Dプリンター | |
---|---|---|
適応できる造形物の大きさ | 大きい | 小さめ |
業務用と家庭用では、適応できる造形物の大きさにも違いがあります。業務用3Dプリンターの方が大きなものまで作成できるため、大きな造形物を作成したい場合は業務用3Dプリンターを導入しましょう。
一方、家庭用3Dプリンターは造形できる範囲が限られます。家庭用3Dプリンターは家庭内に設置できるよう本体サイズもコンパクトなものが多く、造形できるものも比較的小物になります。
まとめ|業務用と家庭用の違い
業務用 3Dプリンター | 家庭用 3Dプリンター | |
---|---|---|
購入先 | 法人用専門サイト | ネット通販など |
価格 | 数百万円〜 | 数万円〜 |
機能性 | 高精度 | 精度は低め |
造形物の品質 | 高い | 低め |
外装 | 囲われている | 囲われていない |
使用できる樹脂の幅広さ | 広い | 限定される |
適応できる造形物の大きさ | 大きい | 小さめ |
業務用3Dプリンター・家庭用3Dプリンターそれぞれに良さがあるので、造形したい用途に合わせて適した3Dプリンターを導入しましょう!
次項では、業務用3Dプリンターを導入するメリットを紹介します。
業務用3Dプリンター導入のメリット
業務用3Dプリンター導入のメリットを、以下の4点解説します。
コスト削減
業務用3Dプリンターの導入により、従来の加工方法に比べて大幅なコスト削減が可能です。具体例をあげると、以下の通りです。
- 金型の製作が不要になるため、初期費用を抑えられる
- 材料は必要な部分だけを使用するため、無駄が少なくなる
- 外注に依存せず社内で試作品や部品を製造できるため、外注費や輸送コストを抑えられる
特に、小ロット生産や複雑な形状の部品製造では、業務用3Dプリンター導入によるコスト削減効果が顕著に現れます。
開発期間・製作時間の短縮
業務用3Dプリンターの導入により、試作品や部品を短時間でその場で製作できるため、開発期間・製作時間を短縮できます。
例えば、外注試作は、社内だけでなく取引先との打ち合わせも発生するため、納品まで長い期間がかかります。
ですが、業務用3Dプリンターを使えば、社内だけの打ち合わせで済むうえ製品完成までの時間も短いので、開発期間や製作時間の短縮につながります。
柔軟な生産体制の確立
業務用3Dプリンターの導入により、柔軟な生産体制の確立も可能。設計データがあれば、同じ設備で多品種少量生産が可能になるため、顧客のニーズや市場の変化に迅速に対応できます。
また、業務用3Dプリンターを導入することで、従来の製造方法では困難だった複雑な形状やカスタマイズ製品にも対応可能になります。
在庫の低減
業務用3Dプリンターは、必要なときに必要な量だけ製造できるため、在庫の低減につながります。
従来の生産方式では各パーツの余剰在庫を抱える必要がありましたが、業務用3Dプリンターを導入するとその場でパーツの製造が可能なため、余剰在庫を抱える必要がありません。
さらに、在庫の保管スペースや在庫管理にかかるコストも削減でき、廃棄ロスも最小限に抑えられます。
失敗しない業務用3Dプリンターの選び方

3Dプリンターを選ぶ際は、ただ導入するのを目的にするのではなく、有効活用できるものを選ぶことが大切です。
これから紹介する業務用3Dプリンターの選び方を把握したうえで、業務で最大限に活用できる3Dプリンターを選びましょう。
予算・設置場所を決める
3Dプリンターを導入すると、導入コストがかかるのはもちろんのこと、部品や消耗品などのランニングコストもかかります。
また、不安定な場所に設置すると加工精度が落ちるため、設置場所を考えたうえで機種を選ばなければいけません。
さまざまな機種を検討した結果、予算に合う3Dプリンターが見つからない場合も。弊社では、お客様に最適なメーカーや機種を無料でご提案しておりますので、以下からお気軽にお問い合わせください。
用途・目的を決める
3Dプリンターを1台導入するとさまざまな用途で活用できますが、主な用途が定まっていないと費用対効果が出せない可能性があります。そのため、まずは具体的な用途を考えましょう。
- 形状を確認する程度の簡易的な試作品
- ある程度強度がある機能的な試作品
- 冶具・工具の試作
- 最終製品の製造……など
上記のように、使用する目的によって、最適な業務用3Dプリンターの種類は異なります。用途が決まったあとは、その用途に合ったスペックの3Dプリンターを選んでいきましょう。
用途に合った造形方式を選ぶ
3Dプリンターの造形方式は、造形物の品質に大きく影響する部分です。主に、下記の造形方式があります。
- 熱溶解積層方式(FDM方式・FFF方式)
- 光造形方式(SLA方式)
- 粉末焼結積層方式……など
造形方式自体に良い・悪いがあるわけではなく、用途に合っているかを確認することが大切です。以下に各造形方式のメリット・デメリットを記載するので、参考にしてください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
熱溶解積層 方式 | 1つの造形で材料の使い分けができる | 造形物の表面に積層痕ができる |
光造形方式 | 造形精度・表面品質が優れている | 後処理工程が熱溶解積層方式よりも遅い |
粉末焼結 積層方式 | 材料の再利用で効率的に生産できる | 他の方式と比較して材料の切り替えが簡単ではない |
自社に最適な造形方式がわからない方は、こちらから無料でご相談ください。
最大造形サイズを確認する
用途で造形方式を絞り込んで導入する3Dプリンターをある程度絞り込んだあとは、1回にプリントしたい造形品のサイズを確認しましょう。
最大造形サイズが大きい3Dプリンターは機械自体が大きく、導入価格も高くなります。
また、複数のモデルを配置して、一度に複数個の造形物を出力したい場合は、小型の3Dプリンターを複数導入して、生産効率を上げる方法もあります。
大型の3Dプリンター1台と小型の3Dプリンターを数台導入する場合では、導入コストやランニングコストに差が出る場合も少なくありません。
なお、大型造形対応の3Dプリンターをお探しの方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
造形設定ノウハウを持つ販売会社で購入する
3Dプリンターを稼働させるうえで、導入設定は重要な要素です。3Dプリンターを導入しても造形設定がうまくできなければ、理想の造形物は仕上がりません。
社内に3Dプリンターの運用ノウハウがあれば問題ありませんが、ない場合は造形設定のノウハウを持つ販売会社から購入するのも方法の1つです。
販売会社にサンプル造形を依頼する際は、どのような造形設定で出力したのかを質問してみると良いでしょう。
弊社では企業・教育機関別に用途に合わせて、最適な3Dプリンターを提案しております。サンプル造形も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
無料でサンプル造形も可能!業務用3Dプリンター
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こちらでは、業務用3Dプリンターの選び方を解説しました。次項では、業務用3Dプリンターのおすすめ機種を紹介します。
業務用3Dプリンターの主要メーカーとおすすめ機種

数ある業務用3Dプリンターの中から、主要メーカーとおすすめ機種6つを紹介します。どれも弊社でも取り扱いのある機種なので、お見積りをお出しすることも可能です。
FLASHFORGE(フラッシュフォージ)
FLASHFORGEは、デスクトップ型パーソナル3Dプリンターを製造・販売するメーカーです。家庭用から工業用まで幅広い3Dプリンターのラインナップを取り揃えています。
こちらでは、FLASHFORGEからおすすめの機種を3つ紹介します。
各機種の比較表は、以下の通りです。
※横にスクロールできます
Creator4S | Guider3 Ultra | Guider3 | |
---|---|---|---|
価格(税込) | 150万円〜 | 100万円〜 | 495,000円 |
最大造形サイズ | 400 × 350 × 500mm | 330 × 330 × 600mm | 300 × 250 × 340mm |
最高造形速度 | 200mm/s | 500mm/s | 250mm/s |
最高ノズル温度 | HT320℃ / HS:360℃ / F:265℃ | 350℃ | 320℃ |
対応 フィラメント | PLA、ABS、PETG、PC、PA、PBAT、TPU、PVA、HIPS、PA-CF、PETG-CF、PLA-CF……など | PLA、ABS、PETG、PC、PA、ASA、PA-C、PETG-CFF、PLA-CF……など | PLA、ABS、PETG、PC、PA、ASA、PLA、PA-CF、PLA-CF、PETG-CF……など |
本体サイズ / 重量 | 840 × 675 × 1050mm / 90kg | 635 × 550 × 1070mm / 70kg | 496 × 436 × 696mm / 28kg |
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Creator4S

Creator4Sは、FLASHFORGE製の熱溶解積層方式の3Dプリンターの中でも最上位のモデルです。カーボンファイバーや一部のスーパーエンプラなど幅広い素材に対応し、試作品だけでなく最終製品の製造もできます。
デュアルエクストルーダー・ヒートチャンバー機能を搭載しており、複雑な形状の大型印刷にも対応しています。
庫内の温度・湿度管理もできるため、室温・湿気が高い場所で使用しても問題ありません。
Creator4Sの基本情報
モデル名 | Creator4S |
---|---|
価格 | 150万円〜 |
最大造形サイズ | 400 × 350 × 500mm |
最高造形速度 | 200mm/s |
最高ノズル温度 | HT320℃ / HS:360℃ / F:265℃ |
対応フィラメント | PLA、ABS、PETG、PC、PA、PBAT、TPU、PVA、HIPS、PA-CF、PETG-CF、PLA-CF……など |
本体サイズ / 重量 | 840 × 675 × 1050mm / 90kg |
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Guider3 Ultra

Guider3 Ultraは、軽量かつ安定した構造設計を採用した機種です。最高造形速度は500mm/sと、Guider3よりもさらに速いスピードで印刷できます。
また、デュアルエクストルーダーを搭載しているため、複雑なモデルも超高速で効率的に製造可能です。大型サイズのモデルでも、1日で印刷できます。
独自のエクストルーダー振動抑制アルゴリズムを用いたことで印刷中の振動を補正し、造形物の表面荒れの軽減に成功しました。
Guider3 Ultraの基本情報
モデル名 | Guider3 Ultra |
---|---|
価格 | 100万円〜 |
最大造形サイズ | 330 × 330 × 600mm |
最高造形速度 | 500mm/s |
最高ノズル温度 | 350℃ |
対応フィラメント | PLA、PETG、ABS、ASA、PA、PC、PLA-CF、PETG-CF、PA-CF……など |
本体サイズ / 重量 | 635 × 550 × 1070mm / 70kg |
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Guider3

Guider3は、Core-XY構造を採用しており、最高250mm/sの高速印刷を実現した機種です。比較的小型でありながらも、広い造形スペースを確保しています。
また、材料はPLAやABSだけでなく、PCやPAのようなエンプラ素材にも対応しています。
さらに、ガラスプラットフォームとフレキシブル鋼板プラットフォームの2種類を採用し、使い分けることでさまざまな印刷ニーズに対応可能です。
Guider3の基本情報
モデル名 | Guider3 |
---|---|
最大造形サイズ | 300 × 250 × 340mm |
最高造形速度 | 250mm/s |
最高ノズル温度 | 320℃ |
対応フィラメント | ABS、PLA、PC、PA、ASA、PETG、PA-CF、PLA-CF、PETG-CF……など |
本体サイズ / 重量 | 496 × 436 × 696mm / 28kg |
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Markforged(マークフォージド)
Markforgedは、世界で初めてカーボンファイバーを使用して、金属並みの強度の造形物を出力できる3Dプリンンターを開発したメーカーです。自動車や航空宇宙、医療、消費者向けの製品など幅広い業界で活用されています。
こちらでは、Markforgedからおすすめの機種を3つ紹介します。
各機種の比較表は、以下の通りです。
※横にスクロールできます
FX20 | FX10 | Mark Two | |
---|---|---|---|
価格(税込) | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
最大造形サイズ | 525 × 400 × 400mm | 375 × 300 × 300mm | 320 × 132 × 154mm |
積層ピッチ | 50μm~250μm | 125μm~250μm | 100μm~200μm |
対応 フィラメント | Onyx™、Onyx FR™、カーボンファイバー、ULTEM™ 9085……など | Onyx™、カーボンファイバー | Onyx™、Nylon white、カーボンファイバー、Aramid Fiber (Kevlar®)ケブラー……など |
本体サイズ / 重量 | 1325 × 900 × 1925mm / 530kg | 760 × 640 × 1200mm / 109kg | 584 × 330 × 355mm / 16kg |
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FX20

FX20は、84Lにビルドチャンバーを備え、3Dプリンターの中でも最も大きな造形スペースを持っているのが特徴です。パーツを分解しなくても、一体化した状態で大型の商品を造形できます。
また、強度や耐熱性に優れたフィラメント「ULTEM 9085」に対応しているうえに、Markforgedの独自技術も加えて、さらに強度を高めることも可能です。
FX20の基本情報
モデル名 | FX20 |
---|---|
最大造形サイズ | 525 × 400 × 400mm |
積層ピッチ | 50μm~250μm |
対応フィラメント | Onyx™、Onyx FR™、カーボンファイバー、ULTEM™ 9085……など |
本体サイズ / 重量 | 1325 × 900 × 1925mm / 530kg |
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FX10

FX10は、MarkforgedのX7の成功をもとに開発された、次世代産業複合材3Dプリンターです。強度・精度が高い部品を安定して提供できます。
プリントヘッドに取り付けられた光学センサーで、部品の寸法精度や座バイスの状態を評価・検証し、校正や材料交換は自動で行います。
ユーザーの作業負担軽減により、作業工程を迅速に進められて、生産性を飛躍的に向上できる多機能ツールです。
FX10の基本情報
モデル名 | FX10 |
---|---|
最大造形サイズ | 375 × 300 × 300mm |
積層ピッチ | 125μm~250μm |
対応フィラメント | Onyx™、カーボンファイバー |
本体サイズ / 重量 | 760 × 640 × 1200mm / 109kg |
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Mark Two

Mark Twoはデスクトップ型のカーボンファイバー3Dプリンターです。Mark Twoは、Markforgedの独自技術を用いてプラスチック素材のOnyxなどで外部を補い、内部をカーボンファイバーで補強します。
一般的なFFF式の3Dプリンターでは取り扱えない素材を使用することで、優れた強度や剛性、耐久性を持つ造形物を出力できます。また、比較的小型のサイズで、省スペースでも設置可能です。
Mark Twoの基本情報
モデル名 | Mark Two |
---|---|
最大造形サイズ | 320 × 132 × 154mm |
積層ピッチ | 100μm~200μm |
対応フィラメント | Onyx™、Nylon white、カーボンファイバー、Aramid Fiber (Kevlar®)ケブラー……など |
本体サイズ / 重量 | 584 × 330 × 355mm / 16kg |
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業務用3Dプリンターに関するよくある質問

業務用3Dプリンターに関するよくある質問をまとめました。
業務用3Dプリンターは中古でも問題なく使えますか?
業務用3Dプリンターは長期間使用できるように開発されており、中古でも使用できます。ただし、中古で購入すると保証がつかなかったり、運用サポートが受けられず十分に活用できなかったりする点がデメリットです。
100万円以下で購入できる業務用3Dプリンターはありますか?
あります。今回紹介した業務用3Dプリンターの中では、Guider3の本体価格は100万円以下です。
まとめ
業務用3Dプリンターを活用すると、精度が高く最終部品としても問題のない品質の造形物を出力できます。機種によっては高速化も実現しており、大型モデルでも1日以内に製造可能です。
業務用3Dプリンターを導入すれば、日々の業務にかかるコストや時間を大幅に削減できるでしょう。
弊社では業務用3Dプリンターの導入サポートを行っております。貴社の目的に合う機種を提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
まずは無料でご相談ください!業務用3Dプリンターの
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