【活用事例】株式会社イニシエ 様
- 2025.5.21

導入事例の概要
導入の目的
大型造形・高強度パーツの製造
導入の背景
元々、家庭用3Dプリンターを使い製品の開発を行っていた。
しかし、サイズの大きい部品や高い強度が求められる場面においては従来のプリンターでは対応が難しく、この度新規で2台導入することになった。
目的 | 大型造形/高強度パーツの製造 |
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業種 | クリエイティブ業(主に映像制作) |
エリア | 関西 |
従業員数 | 10名 |
インタビュー
この度、 FLASHFORGE「Creator 4S」、Markforged「Mark Two」を導入いただいた株式会社イニシエ 金谷様にインタビューを実施させていただきました。
株式会社イニシエでは、製品開発において以前から家庭用3Dプリンターを活用してきました。しかし、製品の大きさや強度が求められる場面では、従来のプリンターでは対応が難しく、開発現場で課題を抱えていました。
▼社内の3Dプリンター専用ルーム
(左 Markforged「Mark Two」右 FLASHFORGE「Creator 4S」※中央の方は代表の金谷様)

大型造形/高強度パーツを製造するため、Creator 4SとMark Twoを導入
– まずは貴社の事業内容を教えてください。
弊社は、映像制作を中心にWeb制作や各種デザインといったクリエイティブ領域でサービスを提供しています。これらの活動を通じて、企業のブランディング力を活かし、さまざまな課題を解決し、ビジネスの成長を支援することを目的としています。
– Creator4S/Mark Twoの導入前に課題に感じていたことを教えてください
以前は家庭用3Dプリンターを使用していましたが、大きなサイズや耐久性が必要なケースでは従来のプリンターでは対応できず、外注に頼らざるを得ませんでした。こうした課題を解消するために、新たな設備の導入を検討しました。
大型パーツや高強度パーツを必要な数だけ内製可能に
– Creator4Sを選んでいただいた理由を教えてください
Creator 4Sを選定した最大の理由は、その広いビルドサイズにあります。さらに、ヒートチャンバーが搭載されているため、ABSなどの扱いが難しい素材でも安定した品質で印刷が可能です。加えて、導入コストが比較的抑えられている点も大きな魅力となりました。
– Mark Twoを選んでいただいた理由を教えてください
高い強度を要するパーツの製造は、これまで外注に頼っていましたが、Mark Twoの導入により社内での内製が可能になりました。必要なパーツを必要な数だけ作れるようになったことで、コスト削減や納期短縮といった大きなメリットを実現しました。これにより、柔軟な対応が求められるプロジェクトにもスムーズに対応できるようになりました。
– ありがとうございます。実際にどのような業務で活用していますか。
現在、弊社では大型パーツや試作品の製造にFLASHFORGE「Creator 4S」を、高い強度が必要なパーツの製造にはMarkforged「Mark Two」を使用しています。この2つのプリンターを活用した社内体制により、新たなアイデアを迅速に形にすることが可能になりました。
ギャラリー
Markforged「Mark Two」をデスク横に配置。製品のプロトタイピングを高速化されています。
企業情報

株式会社イニシエ
設立:2017年
ホームページ:https://initie.co.jp/
〒584-0093 大阪府富田林市本町 19-19
※文中記載の組織名、所属、役職、サービス名などはすべて2024年8月取材時点のものです。