【お知らせ】世界有数の3Dスキャナーメーカー「SCANTECH」が遂に上場
お知らせ
- 2025.1.31
APPLE TREE株式会社が日本正規代理店を務める、世界有数の3DスキャナーメーカーであるSCANTECHは、2025年1月15日に上海証券取引所の科創板(STIB)に上場しました。
株式略称は「思看科技」、証券コードは「688583」、IPO公開価格は1株33.46元。合計1700万株が発行され、約5億7000万元を調達しました。
初値は105.00元で、終値100.00元であったため、発行価格であった33.46元と比べて200%近く上昇し、売買高は10.11億元、売買率は80.28%、時価総額は68億元となりました。
世界の3Dプリンター・3Dスキャナーの上場企業のうち、SCANTECHの市場価値は約9.3億ドルで、3位です。1位はXi’an Bright Laser、2位はFarsoon、4位はSHINING 3Dとなっており、上位4位は全て中国企業がランクインしています。5位以下はStratasys、Nano Dimension、Materialise、3D Systemsと続きます。
今回の資金調達額は約5.7億元で、各種発行費用7500万元を差し引いた後、残った4.9億元の資金は次の用途で使用されます。
SCANTECHについて
SCANTECHは2015年、浙江大学の機械学部とコンピュータサイエンス学部の卒業生3人によって設立されました。同社は、HSCANシリーズのハンディー型3Dレーザースキャナーの研究開発を開始した当初に設立され、この分野での外国企業の独占を打破するためにリードしています。
2024年度には、営業利益達成見込みは3億3,000万-3億5,000万元の見通しで、予想される前年比成長率は21.45%-28.81%となっています。
2021年から2023年まで、SCANTECHの営業利益はそれぞれ1億6,100万元、2億600万元、2億7,200万元の堅実な成長を示し、年平均成長率(CAGR)は29.88%となります。この成長率は、SCANTECHの力強い勢いと3Dスキャン技術に対する市場の高い認知度を反映しています。一方、主力事業全体の売上総利益率は、それぞれ77.01%、76.40%、78.38%と高水準を維持し、コスト管理と収益性の強みを実証しました。