FusForce™ PET-CF / PET-GFは、FFF方式の3Dプリンター用に特別に開発された、PETエンジニアリングプラスチックをベースとしたフィラメントです。
低吸湿性、高強度、耐クリープ性、優れた耐薬品性、高耐熱性を備えています。また、寸法安定性に優れ、印刷工程中の反りや収縮がなく、ニオイもないため、チャンバーは必要ありません。
特性 | 試験方法 | PET-CF 代表値 | PET-GF 代表値 |
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密度 | ISO 1183 | 1.30 g/cm³ | 1.38 g/cm³ |
吸水率 | ISO 62: 方法1 | 0.05 % | 0.05 % |
溶融温度 | ISO 11357 | 251℃ | 251℃ |
メルトインデックス | 270℃、2.16kg | 6.8 g/10min | 5.3 g/10min |
温度測定 | ISO 75:A法 (1.80MPa) | 115.6℃ | 99.1℃ |
温度測定 | ISO 75:B法 (0.45MPa) | 175.4℃ | 120.3℃ |
引張強さ(X-Y) | ISO 527 | 70.82 ± 2.74 Mpa | 70.86 ± 2.86 MPa |
ヤング率(X-Y) | ISO 527 | 6,208.45 ± 462.92 Mpa | 4,130.13 ± 107.00 MPa |
破断伸度(X-Y) | ISO 527 | 1.46 ± 0.10 % | 2.56 ± 0.30 % |
曲げ強さ(X-Y) | ISO 178 | 110.79 ± 3.36 Mpa | 114.87 ± 3.00 MPa |
曲げ弾性率(X-Y) | ISO 178 | 5,588.24 ± 363.94 Mpa | 3,650.32 ± 65.81 MPa |
シャルピー衝撃強さ(X-Y) | ISO 179 | 4.59 ± 0.15 KJ/m² | 6.56 ± 0.68 KJ/m² |
引張強さ(Z) | ISO 527 | 34.13 ± 0.93 MPa | 33.95 ± 2.38 MPa |
ヤング率(Z) | ISO 527 | 3,270.44 ± 62.77 MPa | 3,322.37 ± 94.04 MPa |
破断伸度(Z) | ISO 527 | 1.20 ± 0.04 % | 1.14 ± 0.11 % |
※ 印刷条件:ノズル温度320℃、プラットフォーム温度80℃、印刷速度45mm/s、インフィル100%、インフィル角度±45°
※ 後処理:100℃アニール8時間
印刷可能機種 | Creator4S、Guider3 Ultra、Guider3、Creator3 Pro |
ノズル温度 | 280-320℃ |
ノズル径 | 0.4-0.8 mm |
プラットフォーム温度 | 60-80℃ |
印刷速度 | 30-120 mm/s |
引き戻し距離 | 1-3 mm |
引き戻し速度 | 30-60 mm/s |
ラフト間隔 | 0.08-0.12 mm |
冷却ファン回転数 | オフ |
印刷ポイント:
1. PETエンジニアリングプラスチック素材の吸湿性は非常に低いですが、湿気には細心の注意を払う必要があります。吸湿したフィラメントで印刷してしまうと、にじみや気泡のある押し出し、表面が荒れたりし、印刷品質が低下します。 真空箔袋を開封後、すぐに乾燥した箱(湿度15%以下)にフィラメントを収納することをおすすめします。
2. フィラメントが湿った状態だと、にじみや気泡のある押し出し、印刷面の荒れが発生します。印刷品質を回復するためには、80-100℃のオーブンで4-6時間フィラメントを乾燥させてください。
3. 効果的に印刷品質を向上させるため、硬化スチール以上のノズルを使用することをお勧めします。 また、ヒーティングブロックの厚さは12mm以上とすることを推奨します。
4. 印刷完了後、印刷したモデルをアニール処理することで、強度をさらに向上させることができます。アニール処理条件:80~100℃のオーブンに4~8時間放置し、自然に室温まで冷却する。
フィラメント、梱包材、ロゴチップ、アルミ箔袋